KLEENTEK 女性社員のブログ

2021年、近江鍛工様にインタビューしました!

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KLEENTEKotogawaです。

昨秋、otogawaは、Go-toキャンペーンを利用して滋賀県に一泊旅行に行きました。そのとき訪れた琵琶湖博物館は、「湖と人間」というテーマを持って自然と人についてのフィールドワークを行っている博物館なのですが、寄付をされた滋賀県の企業の名前がエントランスに掲示してある中に、クリーンテックのお客様である「近江鍛工様」の名前がひときわ大きく書かれてあるのをみつけて、嬉しくなってしまいました。


 近江鍛工様は、永年、静電浄油機をご使用くださっているお客様で(2012年にもこのブログで取り上げさせていただきました)、リング鍛造では世界のトップシェアを誇る滋賀県の企業です。新幹線の車輪の70%は近江鍛工様が作られたものだそうです。


 近江鍛工様については、瀬田の本社工場、信楽工場、長崎工場の3工場すべてで、大型の鍛造プレス機とリングミルに使う大量の油圧作動油を、静電浄油機を使って清浄管理し、その効果を実感してくださっているといつも耳にしています。近年の不況やコロナ禍の中で、どのように歩まれているのか知りたいと思い、このたび、取材させていただくことになりました。

 
 今回、取材を受けてくださったのは、前回と同じ興津営業部長です。当時は工場長をされていましたが、この3年間は営業部長として国内外でご活躍されているとのことです。お伺いしたテーマは、
エネルギー問題、環境問題について、人を育てることについてです。

Q. まず、2010年から毎年HP上で公開されている「環境報告書」からお伺いします。

騒音・振動、LNG使用削減、電力消費の削減、油圧油の使用量など、多くの項目について、目標値を定めていらっしゃいますが、グラフを見ると、目標達成を続けるというのは簡単ではなさそうですね?


A.
目標値は、ISO14000をベースに毎年、定めています。こういうデータは、開始してすぐは、わかりやすく成果が出ますが、ある程度進むと変化が少なくなるものなので、そこからいかにしてモチベーションを維持するかを考える必要が出てきます。この数値だけではなく、他にも経過観察する指標を持つ必要があります。

Q.
毎年、実施されている「油の教育」とは、どういうものですか?


A.
正確には油だけではなく「油圧装置についての教育」です。製造現場では、決して油を消費しているつもりはなくても油圧装置に油漏れはつきものなので、結果的に消費してしまいます。装置の故障を未然に防ぎ、油消費を削減するには、保守・点検についての人の教育が欠かせませんが、社員たちはしっかり身に着けていってくれていると実感しています。

Q. 20142018年度にかけて、国内3工場の電灯をLED化したり信楽工場にソーラー発電の新棟を建設されたり、エネルギーの課題について積極的に投資されていますね?

A. はい。使用する電気やガスの量が膨大なので、改善していくには、①やりかたを変える②設備を刷新する、という具体的な行動が必須です。国の補助金も多いに利用し、高効率の加熱炉を導入するなど他にも様々な設備投資を行っています。

Q. 工場の電灯をすべてLEDにするのは容易ではなかったと思いますが、ご苦労はありましたでしょうか?

A. LEDが開発された当時は、最大サイズが700kwでしたが、弊社の工場の水銀灯は1000kwだったため、1000kwLEDが開発されるまで待つ必要がありました。また、LEDは光線が直線的で広がらず、また取付位置が高さ20mの天井であったため、いざ点灯したときには、工場内が予想以上に暗いままで、「早く点けろ?」「え、もう点けてますが?」という状態で・・・。急きょ、壁の側面に電球を増設し、想定していた数の2倍、必要になってしまいました。ただ、水銀灯と違いLEDは消灯してもすぐにまた点けることができるため、昼休みのあいだは消灯する、などの省エネも可能になるなど、導入後のメリットは大きかったです。

Q. 若い世代についてどんなことを感じられていますか?


A.
「壊れた機械を自分で直す」というような場面が、昔に比べて減っているせいなのか、簡単な修理すら経験が無い、よく知らないという社員も多いです。

Q.
それについて、会社として何か取り組みをされていますか?


A.
「製造部」とは別に「生産技術部」を設置し、「作る」ことについて自分の頭を使って考える機会を増やすようにしています。それをきっかけとして、ゼロからモノを生み出す楽しさ、面白さを知り、深く興味を持つ社員が増えることを目指しています。

Q. 日本の企業の中には、社員に挑戦や失敗をさせることを嫌う会社も多いようですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか?

A.当時の会長・坂口昇氏は、やって失敗することよりも、挑戦しようとしないことのほうを厳しく叱る方でした。かつて私たちが、直径5mの鉄のリングを作る事業に取り組んだ際は、じつに半年以上かかったのですが、そのときに没になった試作品の総量は100トン以上でした。その間、社長は一言も私たちを叱ることがありませんでした。失敗は決してマイナスではありません。ただ同時に、上司は部下をよく見て、やめたほうがよいと判断したときは止めることももちろん必要ですが(笑)

Q. 社長が30年以上、社員の毎月の給与明細に直筆の手紙を入れていらっしゃると、以前、御社に関する記事で読んだのですが、それは今も続いているのでしょうか?

A. はい、続いています。

◆まとめ

クリーンテックの静電浄油機は、じっくり時間をかけて、でも確実に油を清浄にし、油圧装置のトラブルを未然に防ぐことができる装置です。そのため、静電浄油機を使ってくださるお客様は、物事を短期的でなく長期的に、そして総合的に考えることのできる方であると常々感じているのですが、興津様もそういう方であると感じました。また、お忙しいにも関わらず、このような小さな質問にも応じてくださり、楽しい体験談を聞かせてくださったことからも、近江鍛工という会社が人とのつながりを大切にされているということを実感しました。

IT技術が進み、世界中の会社や人が連携する手段も増えて、便利になったことがたくさんありますが、大切なのは、それによって生み出される時間や資金の余裕を「何に使うか?」だと思います。決して最新技術を駆使することが目的なのではなく、それを使って「人が何をするか?」近江鍛工様は、そのどちらの大切さも理解されている会社だと感じました。



# by kleentek | 2021-03-30 17:18 | 最新レポート

続報・2020年も無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様

KLEENTEKotogawaです。

2015
年から掲載している吹田市様の油管理の続報です。

2015年の記事

2017年の記事

2018年の記事

吹田市様には、ストーカー油圧用に静電浄油機2台、
発電装置のタービン油用に除水機付き静電浄油機1台を
ご使用いただいており、今年でそれぞれ11年目と7年目になります。
その間、油の交換は追油のみで、装置のトラブルは一切なく、
メンテナンス費用と油交換費用が削減できていると、

大変ご好評をいただいています。


2017
2月には、 発電設備メーカーの新日本造機㈱さんの立会のもと、
タービンの解体、点検、清掃が行われましたが、 その際、装置内が大変きれいだったため、

あらためてお墨付きをいただきました。
2017年の記事

では、このように何年間も更油をせずに、

油を使い続けることができているのはなぜなのでしょうか?

◆理由その1 ~吹田市様の油管理の良さ

吹田市様は、本記事のグラフにある汚染度と水分以外にも、油温、動粘度、酸価など多くの項目で油の管理を徹底されていて、それらを拝見すると大変きっちり管理されていることがわかります。その中でも特に重要な項目が「油温」ですが、ストーカー油圧の作動油も、発電装置のタービン潤滑油も、高温な状況に置かれるため油の劣化が激しくなります。そのため吹田市様は、油温の管理を徹底し、油の劣化を最小限に抑える努力をされています。

◆理由その2 ~静電浄油機で浄油されていること

このように油管理をされていても、汚染物の発生を完全に無くすことは不可能です。というのも、油が高温にさらされると、油自体が酸化してどうしても酸化生成物が発生してしまうからです。それが油の性能低下につながります。

ではそれを、フィルターなどの浄油方式で解決することはできるのでしょうか?

答えはNOです。酸化生成物は最小のものだと0.1μmという非常に小さなサイズなので、茶こしの原理であるフィルター(15μm)では、目をすり抜けてしまうからです。また、性質がねちゃねちゃしていて、装置の内部にこびりつくので、油を何度も交換したとしても、酸化生成物は残ってしまいます。

しかし、静電浄油機は、これを除去することが可能です。茶こしの原理ではなく、静電気の力を使うからです。油を静電浄油機に引き入れ、浄油槽の中で静電気を使って酸化生成物を取り除き、綺麗な状態にしてタンクに戻します。(静電気の吸引力は、子どもの頃、したじきで頭を擦って遊んだときのことをイメージしてみてください)。

しかも、静電浄油機で浄油した油には、装置内部にこびりついた酸化生成物を油の中に溶け出させて除去する力があります(=フラッシング効果)。つまり、新油に交換するよりも、静電浄油機で浄油した油をもう一度使ったほうが、装置自体をリフレッシュすることができるのです。

(※詳しくはクリーンテック各営業部までお問合せください)

 このように、油管理の基本を徹底されていることに加え、

静電浄油機で浄油されていることが、吹田市様の無更油記録の鍵なのです。


 お客様にとっての一番の目的は、設備の安定稼働です。それを実現するために、色々な値が計測され、それらを元に管理の具体的な判断が行われます。どれか一つ決定的な数値があるという単純なものではありません。常に複数の項目をチェックする必要がある大変な仕事です。

クリーンテックは、このお客様の目的達成のために、40年余の浄油のノウハウを元に、解決策を提案させていただきます。加えて油の節約のお手伝いもさせていただきます。

 アフターコロナは、これまで以上に「持続可能なやりかた=サスティナブル」が求められる時代になるだろうと言われています。油は、きちんと管理すれば捨てずに長く使えるものです。安易に捨てることをせず、いかに上手に使い続けるか。クリーンテックがやり続けてきたことは、これからますます大きな意味を持つものになると考えます。

これからも引き続き、吹田市様の無更油記録を追いかけていきたいと思います。

----


吹田市様のこれまでのデータは以下です。
(クリックすると全体が見られます)
鮮明なデータをお入用の方はクリーンテックまでお問合せください。

続報・2020年も無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様_d0045333_17044578.jpg


# by kleentek | 2020-06-04 11:19 | 実績紹介

続報・2018年も無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様

KLEENTEKのotogawaです。
以前、このブログで紹介しました吹田市様の続報です。
2015年の記事
2017年の記事

吹田市様には、 発電装置のタービン油用に除水機付き静電浄油機1台、
ストーカー油圧用に静電浄油機2台をご使用いただいており、
今年でそれぞれ9年目と5年目になります。

その間、油の交換は追油のみで、装置のトラブルは一切なく、
メンテナンス費用と油交換費用が削減できていると、
吹田市様から大変ご好評をいただいています。

2017年2月には、発電設備メーカーの新日本造機㈱さんが
タービンの解体、点検、清掃を行われましたが、
その際、装置内が大変きれいだったため、
あらためて静電浄油機の効果のお墨付きをいただきました。
★続報・無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様

”限りあるエネルギーを効率よく使うこと”
”コスト意識をもって仕事をすること”

言葉にするのは簡単です。
でも「実行」するのは決して簡単ではありません。

「実行する人」には、日々の地道な作業や、綿密な調査などの
陰の努力という土台があるものです。
静電浄油機を買ってくださる方は、そういう方々です。
効果を理解してもらうのが難しいからこそ、
価格ではなく「質」で選んでいただけたという喜びが大きいです。

なお、2017年~2018年には他のクリーンセンター様にも
合計11台の静電浄油機が導入されました。(東日本…3台、西日本…8台)

吹田市様の無更油記録を、引き続き追いかけていきます!

★以下データはクリックすると全体が見られます。
※鮮明なデータをお入用の方はクリーンテックまでお問合せください。
上)吹田市様・静電浄油機ご使用の経緯(2009~2018)
下)吹田市様・発電タービン点検時の様子(2017.2)
続報・2018年も無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様_d0045333_18424873.jpg
続報・2018年も無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様_d0045333_17394618.png

# by kleentek | 2018-03-20 15:29 | 実績紹介

KLEENTEK動画

クリーンテックが公開している動画の一覧です。
(詳細については「女性社員のブログ」もご参照ください)

・水圧式ロボットアーム

・浮上油回収のようす(SFシリーズ)

・油中の水分検知

・5分でわかるコレクター交換手順

・DH-KS試運転に行ってきました

・第2回廃材文化祭(堀内機械様)

・エコリンピック2013(堀内機械様)

・エコリンピック2014(堀内機械様)

・エコリンピック2015(堀内機械様)
# by kleentek | 2018-01-01 09:00 | KLEENTEK動画

続報・無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様

KLEENTEKのotogawaです。
以前、このブログで紹介しました吹田市様の続報です。※前回の記事
2017年2月に、吹田市様の発電設備のメンテナンスが行われました。 これは2010年に設備が稼働してから3回目に行われたもので、設備メーカー新日本造機㈱さんの立会のもと、 蒸気タービンや減速機等を開放し、入念に点検、清掃するというものでした。 クリーンテックからも数名が見学させていただきました。
続報・無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様 _d0045333_18561364.jpg
さて、注目の設備内や配管内の様子ですが、どのパーツも非常にきれいで、何の問題もなく、吹田市のご担当者様も驚かれていました。また、新日本造機㈱のメンテナンスの方も、「摩耗や焼き付きがなく、予備のメタルシールに交換せずにすみました!」と言われたそうです。

ちなみに、タンク内の撮影は暗くてできませんでしたが、油面計でみたタービン油は透き通って大変綺麗でした。吹田市様は、さらに無更油記録延長へ挑戦されます!
続報・無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様 _d0045333_1647519.jpg
★以下データをご参照ください。(クリックすると全体が見られます)
※鮮明なデータをお入用の方はクリーンテックまでお問合せください。
続報・無更油を継続中~吹田市資源循環エネルギーセンター様 _d0045333_17394618.png

# by kleentek | 2017-06-06 17:55 | 実績紹介

<テクノロジー&エコロジーあたたかな心で>をコンセプトに、技術革新、環境問題を正面からとらえ、各産業機械でご使用の油についてのご提案をしています。


by kleentek

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【筆者その1_otogawa】
大阪生まれ。学級新聞係。社会に出てからはオフィスワーカー。2009年クリーンテック入社。興味の対象=ハリネズミ、猫、パン作り、お菓子作り

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