KLEENTEK 女性社員のブログ

スプーンとライターで水分検知!

KLEENTEK大阪営業部のテスト用・静電浄油機、テ-2です。
(前回の登場はこちら

先日、N部長と営業Yさん、otogawaさんの3人が
何やらあやしいことを始めました。
N部長が、水が混ざった油の小瓶をシャカシャカ振り、
おもむろにスプーンとライターを取り出したのです。

白濁した油をスプーンに入れライターであぶり始めた3人。
それを見つめるまなざしが、怖いほど真剣。次の瞬間、
「すご~~いっ!」「天ぷらみたい!!」
一斉に声を上げて、おおはしゃぎ。
見ると、油の底からプツプツと音を立てて泡が大量発生。
スプーンとライターで水分検知!_d0045333_1553847.jpg「Yクン!これからはライターとスプーンを携帯するんやで!」
「わッかりましたーッ!」
「部長、もう一回やってください!動画をblogにのせます!」

・・・いったいなんなんだ??
ただ、あんなに水が入っている油は僕の範疇の外。
絶縁体に電圧をかけて帯電させ、静電気を作って
ゴミを吸着させるのが、僕のやり方。
だから、水があるとビリッと電流が流れてしまい、
静電気を作れなくなる=ゴミが取れなくなっちゃうんです。

3人は何がそんなに楽しかったのかなぁ??(謎)

-------- ここからはotogawaの解説です ----------

油の含水率を調べるカールフィッシャー法では、水以外に、
添加剤も一緒に検知してしまうことがあります。つまり、
測定値の中に添加剤が含まれている可能性があるわけで、
たとえば新油(通常100ppm以下)が240ppmだったりする
場合は、この可能性が高いです。

それを見分けられるのが、原始的なこの方法。
水と油の沸点の違いを利用します(水=100度、油=240度以上)。

小さい泡が出てきたら、水分あり。
出てこなかったら、水分無し=添加剤だったとわかります。
なお、水分だったことは、あぶった後で油の透明度がUPする
ことでも分かります。
スプーンとライターで水分検知!_d0045333_1672681.jpgただ、含水率が低いと(200ppm以下)、泡が小さすぎて
見えないことがあります。また、300-500ppm程度だと、
泡が出てもすぐ終わってしまうので、見逃さないように注意!

ちなみに、テ-2が目撃した先日の実験は、500ppm位の含水率。
あぶり始めてすぐに、ブツブツと泡が出て、その後、
とても油が透き通ったので、非常に分かりやすくて、
思わずテンションが上がった3人でした(^^)
※1000ppmとは0.1%のことです。

★動画もあります↓
by kleentek | 2011-08-20 17:15 | 最新レポート

<テクノロジー&エコロジーあたたかな心で>をコンセプトに、技術革新、環境問題を正面からとらえ、各産業機械でご使用の油についてのご提案をしています。


by kleentek


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

記事ランキング

カテゴリ

全体
KLEENTEK動画
最新レポート
現場体験記
製品紹介
実績紹介
メンテナンス
販売代理店紹介
kleentekの歩み
販売機種

以前の記事

2021年 03月
2020年 06月
2018年 03月
2018年 01月
2017年 06月
2017年 05月
2016年 12月
2016年 05月
2015年 12月
2015年 06月
2015年 01月
2014年 10月
2014年 06月
2013年 12月
2013年 09月
2012年 11月
2012年 08月
2012年 05月
2012年 01月
2011年 11月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 04月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月

プロフィール

【筆者その1_otogawa】
大阪生まれ。学級新聞係。社会に出てからはオフィスワーカー。2009年クリーンテック入社。興味の対象=ハリネズミ、猫、パン作り、お菓子作り

画像一覧

タグ

その他のジャンル